中国物流購買連合会鋼鉄物流専門委員会が先般発表したデータによると、4月の中国鉄鋼業購買担当者景気指数(PMI)が45.1で、前月から0.5ポイントの微上昇となった。しかし、これは2カ月連続で景況感の改善と悪化の分岐点である50を下回っており、鉄鋼市場が低迷し続けていることを示している。3日付中国証券報が伝えた。
中国物流購買連合会鋼鉄物流専門委員会は、「国内鋼鉄市場の供給面の圧力がやや軽減したものの、需要が依然弱いため、これまでの企業の盲目的な生産拡張による在庫増加分を消化するに至っていない。中国の鉄鋼市場は、今後においても川下の需要がキーポイントとなる」と指摘している。
「中国証券報」より 2013年5月3日