目にできず手にすることもできない仮想通貨だが、ビットコインは無視できない存在になった。壹基金は4月23日、50ビットコインの寄付金を受け付けたと発表した。中国でビットコインが寄付金になったのはこれが初めてのことだ。また遠く離れた欧州の小国キプロスでも、ビットコインが一世を風靡している。キプロス政府は今年より、預金者の銀行預金を課税対象とした。人々は管理対象とならない仮想通貨のビットコインにより脱税が可能であり、また米ドルなどの各種通貨との換金により富の流出を減少できることに気づいた。キプロスの街頭では、ビットコインのATMが出現したほどだ。それではユーザーにとって、ビットコインは一体何なのだろうか?ある人はビットコインを黄金のように貴重なものとしているが、ある人は一文の価値もないとしている。北京安邦コンサルティング有限公司の劉梟研究員は、「黄金と比べた場合の最大の欠点は、ビットコインが二進法の文書にすぎないことだ」と指摘した。