「中国のおばさん」の金購入をめぐる疑問に答える

「中国のおばさん」の金購入をめぐる疑問に答える。

タグ: 中国金購入

発信時間: 2013-05-06 15:58:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国のニューヨーク証券取引所で先月15日、金の先物取引価格が大暴落すると、大陸部や香港地区、果てはアジアの各地で争って金を買い求める「金購入ラッシュ」が起こった。あるメディアによれば、中国の市井の消費者たちは10日間で300トンの金を購入し、この「中国のおばさん」と呼ばれる市井のパワーによって国際市場の金価格が安定し、中国のおばさんが米ウォール街の金融界の実力者をうち負かしたのだという。このデータはどこからきたものだろうか。大陸部や香港の市場は金不足なのだろうか。中国の金消費熱は金の空売りや反動を抑え、金価格を安定させることができるだろうか。こうした疑問に答えるため、「人民日報」の記者がこのほど調査・取材を行った。

▽中国の消費者が10日で300トンの金を買った?

答え:権威ある機関はこのデータを確認せず。今年第1四半期(1-3月)の金販売量は前年同期比10-15%増加の見込み。

中国黄金協会の張炳南秘書長(事務局長)は3日、中国のおばさんが10日で300トンの金の現物を購入したとのうわさについて、「(そのような事実を)確認していない」と述べた。張秘書長によると、同協会がまとめる金の統計データは1グラム単位に至る正確なもので、大きなまとまりのデータではない。4月には確かに金の販売量と加工量が爆発的に増加したが、同協会の統計は月ごとに作成されており、第1四半期のデータは10日にならないと発表されない。2012年同期の販売量は255.2トンで、今年はこれより10-15%増加することが予想されるという。

平安期貨(先物)研究所の李建春所長も、「今はまだこうしたデータを正式に発表した機関はなく、証明するのはかなり困難だ。(データ採取の対象の)範囲が広すぎるからだ」と話す。

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