上海中期先物有限公司の金分野の李寧アナリスト(博士)は次のように注意を促す。大挙して押しかけるような買い方は理性的でない。金が12年続いた上昇傾向の後に下落し始めたということは、金の好調さに変化が生じる兆しであり、今後状況は変動する可能性がある。リスク回避先としての金の輝きが鈍る可能性もある。金価格低下を受けてすべての資産を金購入にあてるべきではない。金実物への投資は個人の総資産の20%以内に納めたほうがよい。
李所長は、金現物の消費と金投資は別々のことであり、金投資を行いたいとしても、必ずしも金実物を購入するとは限らず、銀行から紙の金(金の取引商品)を購入することも可能だと話す。
李アナリストによると、経済が下り坂の時には、米国や欧州などは量的緩和を方向性とした通貨政策を持続的に実施し、各国の中央銀行は金を購入するので、金価格が持続的に上昇する。だが米国が量的緩和政策をやめれば、金市場は暴落し、弱気市場に陥る可能性もあるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年5月6日