▽輸入車の台数も大幅減
2012年、輸入車ディーラーのほぼ全てが在庫のプレッシャーに直面した。需要が鈍化すると同時に、供給の伸び率も下がった。今年第1四半期、中国の輸入車(完成車)台数は22万9千台で、前年同期比19.4%減となった。市場シェアの9割以上を占めるアウディ、BMW、ボルボなど26の輸入車ブランドの累計販売台数は21万3千台で、前年同期比9.5%減となった。
各高級車メーカーは軒並み販売台数が低下している。アウディ、BMW、ボルボなど、ある程度販売台数が増加している企業ですら、その増加幅は以前に遠く及ばない。今年1-4月のデータによると、中国におけるBMWの販売台数は11万8200台(前年同期比17.8%増)、アウディは14万1500台(13.9%増)、ボルボは1万8500台(27.6%増)だった。ちなみに前年同期のデータを見ると、BMW、アウディの成長率はそれぞれ35%、41.4%に達していた。
年初の販売は冷え込んだものの、米コンサルティング会社のマッキンゼーは今年3月に発表した報告書の中で、中国が2016年に米国を超え、世界最大の高級車販売市場となるとする見通しを示した。高級車メーカーにとって中国は依然として魅力ある市場と言える。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月13日