世界最大の金融情報サービス企業のブルームバーグが顧客情報を閲覧していたと報じられると、情報漏えい事件が深刻さを増している。世界の中央銀行の安全性への信頼が損なわれ、世界の主な中央銀行の懸念と追跡調査を引き起こしている。
米連邦準備制度理事会、米財務省、欧州中央銀行などのブルームバーグの大手取引先に続き、日銀の報道官は14日、「日銀は政府と共同で、ブルームバーグに真相を確かめている。ブルームバーグの記者が日本でも、関連情報を入手する権限を持つか否かを知る必要がある」と語った。
中国中央銀行(中国人民銀行)も、ブルームバーグに「機密情報漏えい」行為が存在しないかについて、調査を開始した。中国中央銀行は、銀行内の一つの部門が世界最大の外貨準備高を管理しているため、外貨準備高と関連するすべての取引活動の情報が漏えいした場合、市場の動揺を招き、自らが深刻な影響を被ることを懸念している。