沈報道官は、「このマイナス影響は主に三つある。一つ目は、長期的な経営に対する不安から注文があっても受注に踏み切れないという現象だ。二つ目は、輸出の利益が狭められていることだ。中国商務部のサンプリング調査によると、1-4月の契約金額が大きく減少した企業は77.5%に達し、6.6%は正常な契約履行に影響が生じると表明した。また73.4%は、今年通年の輸出による利益が、前年比で横ばいか減少すると予想した。三つ目は、中小企業の輸出への影響だ」と指摘した。
難関を乗り切るため、一部の企業は人民元建ての貿易決済に強い意欲を示している。中央銀行(中国人民銀行)は今後、クロスボーダー貿易・投資における人民元の使用範囲と規模の拡大を続け、年内に個人のクロスボーダー人民元決済を実現する計画だ。しかしこれは根本的な解決方法ではない。