例年ではまもなく夏の需要ピークを迎える中国石炭企業だが、2013年は低迷脱出の兆しが一向に見られていない。第2四半期も中国石炭企業の業績悪化が続くという観測が強まっている。20日付中国証券報が伝えた。
先週の最後の取引日に、石炭株が久しぶりの反転上昇となったが、複数の予測機関は「川下の需要が低迷し続け、業界全体で供給が過剰していることを背景に、国内石炭業界の調整期の終わりはまだまだ見えない」と見ている。特に水力発電が盛り上がる状況下、石炭産業の生き残りはますます難しくなる。「産業チェーンの延長に努め、新しい収入源を見出すことは中国石炭企業の課題である」と指摘されている。
「中国証券報」より 2013年5月20日