日本の財政・金融緩和政策が市場の好況ムードを刺激しており、日本の株式市場が今年より全面高になっている。率先して利益を得ているのは、日本最大の自動車製造メーカーのトヨタ自動車で、その株価は今年すでに50%高となっている。同社の時価総額は韓国のサムスン電子を超え、時価総額がアジア一の製造メーカーに返り咲いた。
ファクトセット社から提供されたデータによると、トヨタとサムスンの本国通貨の時価総額を米ドルに換算するならば、トヨタの時価総額は5月16日の時点でサムスンを上回っていた。同日、トヨタの株価は約0.3%高の6450円で取引を終了した。ファクトセットは、「この価格に基づき計算するならば、同社の時価総額は約22兆2400億円に増加し、韓国のサムスン電子を大きく上回った」とした。
同日、サムスンの株価は0.53%高の150万8000ウォンとなり、時価総額が243兆4990億ウォン(約2180億9100万ドル)に上昇した。トヨタの時価総額はこの時点で、サムスンを2890万ドル上回っていた。