中国が日本最大の債権国になった のはなぜか。中国が日本国際を大量に購入してきたのはどのような考慮に基づいているのか。西側諸国が日本国債を減らす中で、 中国の保有量増加をいかに理解すべきか。新華社国際マルチメディア編集センターの田帆主任に聞いた。
田主任によると、中国が日本国債 への大規模投資を始めたのは国際金融危機の後だった。「中国は長期にわたって米国債を中心とした投資を進めていた。だが人民 元の対ドルレートが高まっていること、さらに国内の経済状況を受け、中国は、投資多元化という考慮から、巨額の外貨準備を米 国・日本・ユーロ圏に分散させることにした。現実的に、この3種の国債だけが十分な流動性と信頼性を持ち、中国の巨額の外貨準備の投資ニーズを満たしていた」