第二に、最近の円安によって、海 外投資者にとっては、日本国債への投資に額面上の損失が出ていることは確かである。だが国債は主に長期投資であり、日本円 レートの長期的な動きも明らかではない。すでに複数の“バスケット”に“卵”を入れた中国にとっては、一つのバスケットの卵 を突然減らすことは理想的な選択とは言えない。
「総体的に言って、中国の日本国 債への投資は、自身の外貨投資の多元化の必要に基づくものだ。日本右翼勢力の登場により、中日両国の政治関係は確かに緊張し ている。だが長期的に考えれば、中国と日本という並び合う世界第二と第三の経済国が経済と金融での協力を強化することは、 “和則両利、闘則両害”(和すれば双方を利し、争えば双方を害する)の考慮に基づく選択と言える」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月29日