日本最大の自動車メーカーのトヨタは、これまで販売量の坂道を下っていたが、このほどついにプラスへの転換を果たした。同社がまとめた統計によると、5月の中国での販売台数は約7万9千台に上り、前年同月比0.4%増加したという。「広州日報」が伝えた。
前年同月の販売台数は約7万8700台だった。周知の通り、昨年9月以来、日系自動車は中国で「ワーテルローの戦い」(それまで連戦先勝だったナポレオン率いるフランス軍が大敗した戦い)に直面してきた。5月はプラスに転じたとはいえ、今年1-5月のデータを総合すると、中国での累計販売台数は前年同期を8.6%下回っている。
販売増加の背景には、中国での生産台数を増やしたことがある。今年4月の生産台数は前年同月比8.7%増加の7万2955台に上った。同じく日系メーカーの日産とホンダも、同月の生産台数は日産が同7.1%増加し、ホンダが同5.9%増加した。
日系車の販売が回復基調にあることから、日系メーカー数社と合弁会社を作っている・広汽集団の株価も最近はたびたびストップ高を出し、直近の株価は前営業日比0.22%上昇の9.19元となった。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年6月4日