しかしUBSの汪涛エコノミストは、「中国は、先進国を含むすべての地域において、重要性を増している。また中国の世界バリューチェーンにおける地位の向上に伴い、その輸出構造にも変化が生じている。このような趨勢はさらに続く可能性があり、異なる輸出国に対して重要な影響を及ぼすだろう」と語った。
汪氏は報告書の中で、「中国の製造業は今後10年間に渡りアップグレードを続け、バリューチェーンにおける地位を高め続ける。機械設備・計器・工具などのシェアが、本国製品によって占められるようになる。中国の大口商品への需要は、二つの相反する要素から影響を受ける。その一つはGDPと投資の拡大のバランス化で、成長率がやや低下する。もうひとつは工業アップグレードの過程において、国産の半製品と生産資料が増加する」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月6日