中国国家発展改革委員会(発改委)は6日、現在の精製油価格形成メカニズムに基づき、7日午前0時からガソリンとディーゼル油価格をそれぞれ1トン当たり95元、90元を引き下げると発表した。これにより小売価格(全国平均)にすると、90号ガソリンが1リットル当たり0.07元、0号ディーゼルオイルが同0.08元の値下げとなる。
「今回の精製油価格の値下げ幅は、国際市場の5日までの10取引日の平均原油価格の変動情況と5月23日の価格未調整分を総合的に考慮して決めたものである」と発改委が説明した。
発改委は精製油価格の引き下げ発表と同時に通知を下達し、中国石油、中国石油化工と中国海洋石油の石油大手3社に対して、精製油のスムーズな生産、輸送に努め、精製油市場の安定的な供給を保障するよう求めた。そして各級価格主管部門に対して、市場における監督・検査を強化し、国の価格政策関連の違反行為を厳しく取り締まり、正常な市場秩序を守ることを要求した。
2009年以降、中国の精製油価格の調整はこれで28回。そのうち値上げは16回、値下げは12回だった。2013年の精製油価格の調整は今回が5回目。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月6日