シンガポール交通相(右から1人目)、中航工業のブースを視察。 |
第50回国際パリ航空ショーが6月17日、パリ郊外のル・ブルジェ国際展示センターで開幕した(開催期間は23日まで)。今回の開催規模は例年を上回り、世界各国の2215社が出展し、世界航空・宇宙事業大手が揃い踏みとなった。中国航空工業集団公司(以下、中航工業)、中国商用飛機有限責任公司(以下、中国商飛)、中国長城工業集団などの中国企業も新製品を出展した。人民日報が伝えた。
中国製の航空製品数機種が、今回の航空ショーに初出展された。中航工業は2人乗りのFC-1「梟竜」双発戦闘機、「新舟700」ターボプロップ機、Y-8C輸送機、民間航空機アビオニクスを出展した。中国商飛はARJ21シリーズの公務機・行政機・スーパーエコノミー機を出展した。中国長城工業集団は長征シリーズのロケット「長征5号」を出展した。
中国企業の空前絶後の出展規模は、来場者に深い印象を残した。中航工業のスタッフは初めて200人を超え、スタッフの構造にも変化が生じ、航空産業の各部門から高級管理者、技術者が参加した。出展された製品は、軍用航空・民間航空・機載技術の3種が含まれ、戦闘機・無人機・輸送機を含む軍事貿易製品、民間航空機・ヘリ・汎用機の輸出製品、中航工業の民間航空アビオニクス総合集成の成果が出展された。中航工業の李玉海副総経理は、「過去の出展はブランド樹立を目的としていたが、現在は主要出展者になった。当社は今回、世界航空産業チェーンとの融合をテーマにし、世界共通の方法と言語により、世界有力メーカーと同じ場で競争し、商談と戦略的議論を展開する」と語った。