中国という世界最大の自動車市場で、現在も劣勢に立たされている日本車が再び勝者になることはできるだろうか。これに肯定的な答えを与えることは難しいかもしれないが、日本車がその目標に向かい努力していることは間違いない。中国商報が伝えた。
広汽ホンダはこのほど、業界にかつてないサプライズをもたらした。
CRIDER(中国名:凌派)はこれまで発表された車種とは異なり、中国人消費者の好みとニーズに特別に配慮して開発された製品だ。CRIDERは中国国内の産業界で最も注目されている、設計・開発や部品調達などの重要なプロセスで、真の意味での現地化を実現したのだ。
CRIDERが11万4800元という低価格を実現できたのもこのためだ。発表会の現場で記者が心からの称賛を送っていたことからも、ホンダがCRIDERの発売にこぎつけた裏にはかなりの苦労があったことが理解できる。5年前であれば、アコードやカムリなどの日本車が業界の注目を集めることは珍しくなかった。