中国国務院発展研究センターの呉敬璉研究員は6日、天津市で開催された中国企業国際融資商談会で、中国が市場経済体制の健全化に一層力を入れ、市場の活力を高める必要があると指摘した。7日付中国証券報が伝えた。
呉氏は「各国の経済発展の歴史を見て、ローエンドの生産能力が過剰し、一般労働者が経済発展の成果を享受できないことが生じるなど、投資に依存した経済成長は必ず深刻なの結果をもたらす」ことを理由に、「中国にとって、粗放型経済から集約型経済に、計画経済から市場経済への転換はすでに差し迫った課題となっている。中国は集約型経済成長方式に転換し、生産効率の向上による経済成長を実現しなければならない」と呼びかけた。そして、「経済体制の転換は経済成長方式転換の要である」と強調した。
「中国証券報」より 2013年6月7日