上海総合指数の日足チャート
端午節連休明けの13日、中国株式市場では、連休中に発表された経済指標の弱さや世界的な株安による影響を受け、上海総合指数と深セン成分指数が急落し、ともに昨年12月以来6カ月ぶりの安値を付けた。
上海総合指数は2200ポイント割れで始まり、1年間移動平均線を下回り、取引時間中に一時4%以上下落し、2100ポイントに迫った。午後になると、下げ止まりの傾向が見られ、下げ幅が縮小した。同日、上海総合指数が2148.36ポイントで引け、2.83%(62.54ポイント}下げ、年内最安値を記録した。上海株式市場の取引高は797億1000万元だった。6月に入って、上海総合指数はわずか6取引日7%近くも下落している。深セン成分指数は8432.24ポイントで引け、3.78%(331.19ポイント)下げた。深セン株式市場の取引高は834.6億元だった。また、前場で一時4%以上下げた創業板(新興企業向け市場)は底値をつけた後急反発し、0.08%下げにとどまった。市場全体を見ると、金融、非鉄金属、石炭などの指数構成株のセクターが下げをリードし、中でも中国石油が過去最低を更新した。