しかしより注目すべきことは、世界三位の経済国である日本が、秩序正しく金融政策を調整していない点であろう。安倍晋三首相の政策は、日本経済を振興するかもしれないが、意図してかせざるを問わず、それは中国の経済成長を刺激し続ける可能性がある。日経平均株価の暴落と乱高下および円高により、アベノミクスが打ち砕かれたようにも見える。
データによると、中国への資金流入の流れに逆転が生じ始めている。クレディ・スイスは、短期金融市場ですでにホットマネー流出の傾向が見られると指摘した。クレディ・スイスは最近の研究レポートの中で、「上海銀行間取引金利の曲線に、短期金利の大幅上昇の兆しが見えており、3ヶ月物以上の金利曲線にはほぼ変化がない。短期ホットマネーの流出は、収益率曲線の逆転という異常現象を説明する要因の一つだ」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月20日