過去数週間の円相場および日経平均株価の乱高下は、アベノミクスに終止符を打った可能性がある。これを受け投資家は円による利ざや取引を終了し、ホットマネーの源が枯渇することで、中国の高い貸出金利による経済がリスクに直面する可能性が出てきた。米ウォール・ストリート・ジャーナル誌が6月17日に伝えた。
中国にはすでに、新たな金融圧力の兆候が見え始めている。アジアでは現在、より広範囲な市場の混乱が生じている。これは米連邦準備制度理事会が量的緩和策の実施規模の縮小を示唆し、資産購入規模の削減を検討しているためだ。投資家は安価な資金供給を事前に消化することで、この局面を終了させることになる。