セクター別に見ると、証券・信託、保険、ネット・金融、セメント・建築材料などの上げ幅が大きかった。金融、証券株はまれに見る好調ぶりを見せ、1日で証券株3本、銀行株2本がストップ高となった。民生銀行が取引時間中に数度に渡りストップ高まで上値を試し、光大証券、海通証券、北京銀行などの上げ幅が9%を上回った。保険セクターでは、新華保険が7%以上上昇し、中国人寿保険と中国太平洋保険の上げ幅が6%を越え、中国平安保険も5.53%上昇した。
経済情報サイトの華訊財経は、李克強総理が10日に「安定的な経済運営」について具体的な説明を行ったことが、市場に安心間を与え、投資家の投資意欲の高揚につながったと指摘する。当面中国株式市場の反発上昇傾向が続くと見られる。
「中国証券報」より 2013年7月11日