あるウェブサイトがこのほど掲載したグラフによると、中国の「過労死」数はサラリーマンを中心にすでに60万人以上に達しているという。このグループは一般的に「亜健康」(健康と病気の間の状態)状態にあり、病気があっても治療せずに耐え、健康を金銭や仕事を引き換えにしている。このニュースにインターネット利用者からは「私の『中国の夢』は残業しなくても業績を挙げることだ」というコメントが殺到している。中国網が伝えた。
ネット利用者からは過労死の危険信号として、疲労感や物忘れを挙げている。また就寝時間がよく夜中の12時を過ぎる、突然体の衰えを感じる、肩や首などが凝り、しびれる、疲れで眠れない、つまらないことでイライラしたり怒る、なども挙げられている。
もっとも、首都医科大学の楊新春教授は取材に答えて、「60万人」という数字に疑問を呈している。楊教授によると、このデータは国家第10次五カ年計画の科学技術攻略プロジェクトのある課題によるもので、心臓疾患による急死の発生率と中国の総人口から推算したものであるため、実際は「急死」イコール「過労死」ではない、としている。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年7月27日