◇経済失速のリスクに警戒する必要も
高度成長から中程度の成長に移行しつつある中国経済は今、複雑かつ厳しい局面に直面している。支持条件と外部市場の変化により生産能力過剰問題が突出し、企業経営がいっそう困難になり、従来の投資駆動型の方法では持続が難しくなっている。不動産市場規制政策の実施は膠着期にあり、一部の一線都市は自動車購入制限が消費拡大の妨げになっている。
「景気減速の幅は大きくないが、右肩下がりの傾向にある。この方向性を変えるため今から政策と事業を準備し、景気減速が最低ラインまで拡大する場面で迅速な対応を取るべきである」と中国国際経済交流センターの王軍氏は指摘する。