シティグループは16日、中国インターネット大手の騰訊(テンセント 00700.HK)の目標株価を325香港ドルから388香港ドルまで20%近く引き上げ、投資判断を「バイ」に維持すると発表した。シティグループはまた、テンセント株を中国ネット株投資の「第1銘柄」と称した。17日付中国証券報が伝えた。
「テンセントの広告、在来型ゲーム、ネットゲームなどの業務について調査した結果、同社が経営戦略の転換を計画的に進めていることが奏功し、財務指標と主要収益指標が大きく改善した」ことを目標株価引き上げの理由に挙げられた。
シティグループによると、テンセントが第3四半期に微信(ウィーチャット)ゲーム・プラットフォームをオープンすることになっているが、これは携帯QQ、ネットゲームなどとの統合が可能である。テンセントは中国本土をリードするネットゲーム・プラットフォームに作り上げ、2014年以降の携帯ゲーム市場の爆発的な成長に備える方針である。シティグループは、収益の面で、テンセントの発展の潜在力がまだ反映されておらず、今後の大幅増益が予想されると指摘した。
「中国証券報」より 2013年7月17日