シティ大学ロンドンの学者のオズボーン氏は16日、環球時報の取材に応じた際に、「法の抜け穴があれば、それを潜ろうとする人がある。英国ではグラクソ・スミスクライン(英製薬大手、略称はGSK)が現地の旅行会社を利用して、医薬業界に賄賂を贈るということはほとんど聞かない。現地の法律が、そのような隙を与えないからだ。
中国では、本国の製薬企業でさえ厳しい競争に直面しており、GSKは郷に入り郷に従うことが避けがたい。GSKと中国は、いずれも反省するべきだ」と指摘した。しかし仏有力紙フィガロは、「中国が本国企業を守ろうとした嫌いがあるが、グローバル企業も何が企業にとっての最高利益であるか、悪い気風に染まり一時的な利益を得るべきか、企業のブランドと信頼を守り続けるべきかについて考えなければならない」と伝えた。
中国医薬企業管理協会の郭雲沛副会長は16日、「世界医薬品業界では賄賂が横行しており、程度の差があるだけだ。中国ではこれが普遍的であり、販売マネージャーが医師にリベートを送っていることは、すべての企業がよく知っていることだ。