中国医薬品業界には、制度面のトップダウン設計が不足している。まず医師の収入を増やし、医薬品の調達や価格決定に関して、より多くの透明なメカニズムを形成するべきだ。また賄賂を受け取った医師や病院を厳罰に処し、違反者から医師免許を剥奪すべきだ。同時に医薬品企業の贈賄行為についても、厳罰でもって当たるべきだ」と提案した。
英エコノミスト紙は、「中国政府は現在、汚職と戦うことを渇望している。これはGSKの事件が暴露された大きな背景だ」と伝えた。アナリストは、「中国側が本件を、外国企業の中国における贈賄を手伝う人間への、見せしめにした可能性も否定できない」と述べた。
中国専門家の金燦栄氏は、「汚職取締の推進に伴い、グローバル企業も必然的に取り締まりの対象とされる。中国は外国企業を歓迎しないのではなく、汚職を歓迎しないのだ」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月17日