中国財政部の楼継偉部長は先般、主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、「中国の経済成長率はやや減速しているものの、雇用情勢は比較的良好である。引き続き、改革を通して、経済成長と構造調整を促進し、第3弾となる行政審査項目の撤廃を推進し、2年を目途にサービス業の営業税から増値税(付加価値税)課税への転換を実現する」旨を示した。楼部長はまた、「2013年の中国の財政赤字率は2.1%となる見込みである」と述べた。22日付中国証券報が伝えた。
楼部長は更に、「中国政府は2008年のときのように、大規模な景気刺激策を再び打ち出す予定はなく、改革の推進を通して、経済の構造調整や都市化を推し進め、市場がより良く内生的な成長エネルギーを発揮できるようにすることで、成長と雇用を促進する。また、中国は世界経済の動向にも注視していく」と強調した。
「中国証券報」より 2013年7月22日