上海市で大型住宅の家賃の上昇率が最高となった原因について、中国房産情報集団(CRIC)のアナリストの薛建雄氏は、「これは消費者の所得水準の上昇を支えとしている。同時に、多くの高級マンションが販売されたことで、賃貸市場の全体水準が引き上げられた」と分析した。
多くの大家は、流れに追従し家賃を引き上げている。上海市民の姚さんは、長期賃貸を中心とする1DKの住宅を保有している。姚さんは毎年家賃を上げるかという質問に対して、「ふだんは周辺の団地の家賃を気にかけている。その他の不動産業者が仲介しているような住宅の家賃が上昇した場合、契約更新の際に入居者に対して家賃引き上げを要求する」と語った。
家賃上昇は、上海特有の現象ではない。中原集団の研究センターのモニタリングデータによると、今年6月末の時点で、各地の家賃が過去最高水準に達していた。そのうち上海は1平方メートル当たり63.1元の家賃で全国最高となり、北京は57.5元で上海に続いた。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月22日