【経済の安定、重要な力を発揮】
今年に入ってから、中国経済情勢は複雑を極めており、成長率がやや低下している。しかし雇用市場は依然として安定を維持した。その原因とは何だろうか?蘇副会長は次のように指摘した。
まずは現在の経済運行が全体的に安定化しており、経済成長率に大幅な下落はなかった。これは労働市場の安定に基礎を提供した。伝統的な経済学では、GDPが1%増加することで、約120万人の雇用が生まれるとされていた。中国経済の成長率は長期的に7%以上を保っており、雇用に対して決定的な力を発揮している。次に、経済構造調整の政策効果が現れ始めている。投資と第二次産業の生産額がやや減少したが、第三次産業の発展状況は予想を上回っている。第三次産業のGDPに対するけん引力は大きくないが、雇用弾性値は第二次産業を大きく上回っており、労働力を引き付ける能力とその数も第二次産業を大きく上回っている。
蘇副会長は、「また、中国の雇用政策も比較的健全であり、効果的な措置が講じられている。過去10年間に渡り、中国は整った雇用政策システムを形成した。2008年の世界金融危機の衝撃を経て、中国は成長鈍化への対応、雇用安定の維持に関する経験と方法を蓄積した」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年7月24日