株式の持ち高を見ると、海外機関投資家の持ち高は安定した状態を維持している。西南証券の研究報告書によると、2013年第1四半期、海外機関投資家が保有する株式の時価総額は763億3500万元で、2012年第4四半期の765億4400万元から2億900万元減少し、減少幅は0.27%にとどまっている。
西南証券の張剛アナリストは「譲渡制限株式を解禁した興業銀行、北京銀行、寧波銀行、南京銀行、華夏銀行を除いた場合、2013年第1四半期の海外機関投資家が保有する株式の時価総額は288億9800万元で、2012年第4四半期に比べ4億4700万元減少し、減少幅は1.52%だった。第1四半期の上海総合指数の下げ幅を合わせて考慮すると、海外機関投資家の株式持ち高は安定傾向を維持している」との見方を示している。
「上述の譲渡制限株式を解禁した銀行を考慮せずに、銘柄の選好から見た場合、2013年第1四半期の海外機関投資家による投資業種の分布状況は2012年第4四半期から変化していない。上位3業種は依然、機械設備、食品・飲料、金属・非金属であり、順位も変わっておらず、5四半期連続で同じ状況を保っている」という。
「中国証券報」より 2013年7月27日