▽3本目の矢は的に当たらない
ある分析によると、政府が歳出を増やし、日本銀行(中央銀行)が通貨を大量に放出することを特徴とするアベノミクスが日経平均株価を高いレベルで維持するかどうかは、最終的な構造改革まで見届けなければわからない。これはアベノミクスの最も重要な点であり、最も難しい点でもある。外交学院の江瑞平副院長によると、短期的には、3本目の矢は日本経済に一定の促進作用をもたらし、経済喚起の効果を上げるが、日経平均株価を長期的に上昇させたいなら、一連の緻密な経済政策を制定してアベノミクスを支えることが必要だという。
中国国際問題研究所アジア太平洋安全・協力研究部の宋均営博士も同じような見方をする。3本目の矢の目的は日本経済を根本から転換させることにあるのは明らかだが、新たな経済成長源を見つけられるかどうか。これが日本の直面する最も現実的な問題だという。