韓国中央銀行が6日に発表したデータによると、昨年の中米両国のGDPの差が初めて2倍以内となった(30年前は19倍)。韓国メディアは、世界経済の枢軸が中国に向かい急速に移動しており、中国が正真正銘の世界2位の経済大国になると予想した。韓国の専門家は、中国経済の成長率が今後5−6%に低下したとしても、2020−2030年の間に米国に代わり、世界最大の経済大国になることが可能だと指摘した。
経済協力開発機構(OECD)は、中国は早ければ2016年に米国に代わり、世界一の経済体になると発表した。しかし中国の専門家は、「米国が7月31日に発表したGDPの新たな計算方法によると、修正後の2012年のGDP成長率は3.6%となる。中国のGDPが米国を追い抜く時期は、これにより少なくとも5年は遅れる」と語った。中国経済の成長率の低下もまた、米国を追い抜く時期を先延ばしにするだろう。しかし韓国の24時間報道チャンネル「ニュースY」は6日、「中国はすでに米国と肩を並べる正真正銘の世界2位の経済大国となっている。大きな不測の事態が生じなければ、中国経済は10年以内に米国を追い抜くだろう」と伝えた。