2012年下半期以降、輸入粉ミルクの販売好調とリスク分散の必要により、中国本土乳業企業の海外での工場建設が加速化している。
光明、伊利、雅士利、聖元などの中国乳業大手はニュージーランド、フランスなどでのプロジェクト建設で成果を上げた。データでは、2012年9月―2013年年初だけで、国内乳業企業が建設を計画していた海外粉ミルク年間生産能力は20万トン近くに達し、2012年の中国の粉ミルク輸入量の30%相当となった。
中国農業部のベテラン乳業専門家・中国乳業協会理事の陳渝氏は、中国証券報記者の取材に応えた際、「輸入粉ミルク依存の状況を打破するため、国内の乳業企業は海外での工場建設のペースを速めなければならない。これは、リスク分散のためにも必要だ」と指摘した。
「中国証券報」より 2013年8月6日