中国は環境危機の真っ只中にある。世界第2の経済大国はエコモデルへの転換を急ぐ必要がある――。国内外の経済、環境専門家はこう警告する。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中国環境発展国際協力委員会による「中国エコモデル転換進捗評価と展望」プロジェクトが12日、スタートした。環境とエコモデルの発展に存在する過去10年のボトルネックや障碍を分析し、今後直面するチャンスやチャレンジを提起し、エコ文明推進のための政策の参考、根拠を提供する。
プロジェクトの中国側チームリーダーで中国国民経済研究所の樊鋼氏は、「中国の環境危機は本質的には、悪化する環境汚染と国民の環境意識や期待の間の衝突といえる」との見方を示す。「今後の5~10年が2030年までに中国がエコモデルへの転換を果たせるかを決める難しい段階」と同委員会副秘書長で環境保護部国際司司長の唐丁丁氏は指摘する。