中国語インターネットサービスの百度在線網絡技術(北京)有限公司(百度)は14日、全額出資子会社の百度(香港)有限公司が最終的な買収合意に調印したことを明らかにした。これにより、百度が91ワイアレス網絡有限公司の株式を100%買収することが決定し、中国インターネットの歴史の中で最大規模の買収合意が取り結ばれたことになる。「人民日報」が伝えた。
今回の合意に基づき、百度は網竜公司などの株主が保有する91ワイアレスの全株式を現金で買い取る。7月15日に双方が調印した了解覚書によると、買収金額は約19億ドルだが、91ワイアレスには5206万ドルの条件付き特別配当があるため、実際の買収金額は18億5千万ドルになる。百度の創業者で現在は董事長(会長)兼最高経営責任者(CEO)の李彦宏氏によると、91ワイアレスの買収により百度のモバイルアプリケーションの配信力が強化され、百度は開発者チームの育成や支援をよりよく行えるようになるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年8月15日