同じような状況が、アップルとサムスンにも現れている。iPhone 5とGalaxy S4は、旧バージョンから細かいアップグレードを行っただけだ。スティーブ・ジョブズ氏が率いる強いアップルは、もはや過去のものとなった。アップルの主要市場は先進国であり、現在すでに飽和に近づいている。サムスンの各分野で1位を求める努力は、ある程度の収穫を得ている。
サムスンはテレビ市場の流れを支配し、スマホの販売が好調で、フィーチャーフォンの販売もノキアを上回っている。サムスンは良質なハードを持っているが、ソフトはグーグルのアンドロイドに依存しており、ソフト面の弱さが目立っている。サムスンは売上記録を更新し続けているが、株価は投資家の市場動向への不安により低下している。
間もなく華々しく登場しようとしているのは、中国企業のファーウェイだ。ファーウェイは、アップルをコピーしたサムスンのように、サムスンのコピー版だと考える人もいるかもしれない。これはファーウェイにとって不公平だ。