外資系投資銀行、中国経済の先行きを楽観視

外資系投資銀行、中国経済の先行きを楽観視。

タグ: 中国経済の先行き

発信時間: 2013-08-16 19:11:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

外資系投資銀行はこのところ、相次いで中国経済の先行きを楽観視する評価を発表し、中国経済は今後改善し、大幅に落ち込むリスクは減少しているとしている。地方政府、とりわけ中部・西部地域の地方政府の下半期の計画から、「安定した経済成長の維持」に向けた意思が強いものの、資金の逼迫問題が存在しているため、今後の金融政策の方向性は景気回復のペースを左右すると見る外資機関もある。16日付中国証券報が伝えた。

◆外資系投資銀行、中国経済が上向くとの見方示す

米金融大手モルガン・スタンレーは、以下の3つの要素が今後の中国の経済回復を支えると見ている。一、続く力強いインフラ投資と安定した民間による不動産投資。二、下半期の世界経済の回復。三、2012年第4四半期と2013年第1四半期の貸付の伸びによる遅延効果。これに基づき、モルガン・スタンレーは2013年の中国経済の成長率見通しを7.6%に据え置き、今後数四半期の中国経済の成長は徐々に加速するものの、回復の勢いは緩やかなものになるとの見方を示している。

世界三大格付け機関の一つ、ムーディーズは「7月の統計データは中国経済が正常な状態に戻りつつあることを示している。最悪な時期は既に過ぎた可能性が高いものの、経済の上昇傾向は比較的穏やかなものである」との見方を示している。UBS証券は「実体経済の回復はある程度、年始まで続いた貸付の強力な伸びの遅延効果によるものだ。また、不動産建設と不動産販売が着実な伸びを維持していることも牽引役となっている。7月のマクロ経済データがいずれも好調だったことで、貸付の伸びが更に鈍化しても、実体経済の成長は上昇に向かっていることは市場ムードの好転を力強く後押ししている」と指摘した。

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