中国共産党中央政治局常務委員・国務院総理の李克強氏は19日に蘭州市で、西部発展と貧困撲滅の促進に関する会合を開いた。甘粛省委員会の王三運書記と劉偉平省長、内蒙古(内モンゴル)自治区のバートル主席、四川省の魏宏省長、雲南省の李紀恒省長、青海省の郝鵬省長は、現地の発展状況をそれぞれ報告し、現在の経済の取り組み、西部発展、貧困撲滅に関する意見を述べ、提案を行った。
李総理は出席者の発言に真剣に耳を傾け、議論中に積極的に意見を述べた。李総理は、「経済を持続的に発展させ、国民生活を絶えず改善し、社会の公正を促進することは、現政府の主要任務と努力の方向である。そのためには、経済発展の動向とマクロ政策の方向性を把握しなければならない。現在の国際経済は回復が遅れており、国内経済は成果を獲得すると同時に、長期的に蓄積された矛盾が表面化している。中国の経済発展はすでにモデルチェンジの段階に入っており、成長の質・効果・持続性を高め、経済発展と国民生活の改善をより良く結びつけ、人々に目にし手にできる実益を与えなければならない。根本から論じれば、そのためには改革の成果を最大化し、市場と社会の活力を刺激し、発展の内的原動力を強化し、経済の長期的・持続的かつ健全な発展を促し、中国経済のグレードアップの実現を図る必要がある」と指摘した。