データによると、米国(EUを含む)のアジア輸出市場における重要性は過去10年間で低下したが、中国の重要性は上昇した。例えば2001−2012年、米国がオーストラリアの輸出に占める比率は9.9%から3.8%に低下したが、中国は5.7%から29.5%と急増した。米国がタイの輸出に占める比率は23.3%から9.9%に低下したが、中国は4.4%から11.7%に上昇した。米国がマレーシアの輸出に占める比率は25%から8.7%に低下したが、中国は4.3%から12.6%に上昇した。
中国市場、欧米の有力な補完に
タイのカシコン銀行の蔡偉才・第一副総裁は環球時報の記者に対して、「中国のアジアにおける経済的影響力が米国を上回るのは、時間の問題にすぎない。米国経済は近年低迷しており、タイでの直接投資が年々減少している。中国は昨年に米国を抜き、タイにとって2番目の貿易相手国となり、日本に迫った」と指摘した。ビスワス氏は、中国は2021年に米国を抜き、世界一の経済大国になると予想した。中国のアジアへの影響力は拡大を続け、大多数のアジア諸国の最大の貿易相手国になるだろう。