HSBC中国担当チーフエコノミストの屈宏斌氏は、次のように指摘した。
新規受注指数と生産指数の回復が、製造業活動を50以上に引き上げた。HSBC製造業PMIは3ヶ月連続で50を下回っていたが、8月には50.1に持ち直し、2010年8月以来で最大の上げ幅を記録した。先ほど施行された安定成長に向けた政策が効果を見せており、企業は在庫の確保を始めた。しかし外需の疲弊が依然続いている。今後数ヶ月で政策の効果がさらに引き出されるにつれ、経済は現在の安定を基礎としさらに回復するだろう。
貧民街の改造、鉄道投資の加速、都市部のインフラ・IT設備の整備加速、零細企業減税などの政策措置の全面的な奏功に伴い、今後数ヶ月の経済は現在の安定を基礎とし、さらに回復する見通しだ。1−7月の1兆元を超える財政黒字(前年同期よりやや増加)、年初の1兆2000億元の財政赤字規模からは、今後数ヶ月も財政支出を拡大し、安定成長の余地を残すことが読み取れる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月25日