「経済参考報」の記者はこのほど、広東省、広西省、江蘇省などの沿海の省の取材で、高い利益を得られることにより、海外から輸入される「洋ゴミ」の密輸が一部地域で絶えず行われていることを知った。
「洋ゴミ」は中国が輸入を禁止する固体廃棄物で、鉱さい、廃タイヤ、使用済み電池、電子ゴミなどの産業廃棄物、古着、生活ゴミ、医療ゴミ、有害廃棄物などがある。「洋ゴミ」は生態環境と人体の健康に深刻な危害を及ぼすため、専門家は、中国は先進国の「ゴミ置き場」にならないように警戒が必要だとしている。
闇取引に潜む黒い利益チェーン
税関の密輸取り締まり業務を行う職員によると、数回の転売を経て、海外で1トン100ドルあまりの洋ゴミは、中国に密輸された後、分別・販売され、利益は十倍から数十倍になる。