香港上海銀行(HSBC)は最新レポートの中で、政策の後押しを受け、鉄道関連プロジェクトの粗利益率が上昇していることを理由に、中国中鉄(00390.HK)の2013―14年の利益予想をそれぞれ3.5%、2.2%上方修正し、目標株価を4.5香港ドルから4.7香港ドルに引き上げた。投資判断はニュートラルに据え置いた。6日付中国証券報が伝えた。
2012年と同じように、中国中鉄の鉄道建設関連利益が第4四半期に力強い伸びとなるとHSBCが見ている。一方で、上半期、中国中鉄のその他の業務による収入が全体の約10%を占めたが、粗利益率が前年同じ時期の10.4%から9.8%に低下した。その資産運用業務について、資産運用総額が1000億元を超えているが、実績が低迷し続け、潜在的なリスクが深刻化していることが懸念材料なっているという。
「中国証券報」より 2013年9月6日