現場に駆けつけた記者によると、彼らがアップルの事務所に到着した時、会議室の壁にスクリーンが設置され、その前に数十脚のパイプ椅子が並べられていたという。現場にはアップルの役員の姿も、中国国内の通信キャリアの役員の姿もなかった。午前10時頃に現場に到着したメディアは、壁に掛けられたスクリーンで再生されている動画が、昨日アップルが米国で開いた発表会の動画であることに気づいた。これは彼らが見たオンライン生中継とまったく同じ内容であった。
上述した記者は、「いわゆるアップルの中国発表会がこんなふうになるとは、なんとも形容しがたい思いだ」と語った。しかし現場に駆けつけたメディアは、真っ先に新製品を体験する機会を得ることができた。
アップルは、2機種の新型iPhoneを9月20日に中国大陸部で世界と同時発売すると発表した。中国大陸部が世界同時発売の場所に選ばれるのは、これが歴史上初となる。iPhone 5Sの中国大陸部での価格は、16GB版が5288元(約8万4608円)、32GB版が6088元(約9万7408円)、64GB版が6888元(約11万208円)、iPhone 5Cは16GB版が4488元(約7万1808円)、32GB版が5288元(約8万4608円)だ(1元=16円で計算)。