11月に開催予定の中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)を前に、改革をめぐる市場の観測は徐々にはっきりしたものになっている。証券会社の見方を総括すると、三中全会では経済体制の改革深化を焦点に、包括的な改革方案が打ち出される見通しである。16日付中国証券報が伝えた。
各証券会社の報告書はいずれも三中全会と改革を結びつけており、物価、財政・税務、金融、行政、不動産、戸籍など各種の改革課題を言及している。アナリストは「社会全体が改革の全面的な深化に期待しており、三中全会で大局を考慮した政策が打ち出されるのは必然的なことであり、包括的な改革案の発表と一部の重点的なマクロ経済問題の解決での突破が期待できる」と指摘する。政府上層部も先般、中国は今後、経済の長期的且つ持続可能で健全な発展を維持する必要があり、そのためには改革をより所にしなければならないとの立場を表明している。
「中国証券報」より 2013年9月16日