日本の財政危機からの教訓とは

日本の財政危機からの教訓とは。

タグ: 日本の財政危機

発信時間: 2013-09-21 11:22:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本は1980年代から財政再建に約10年を費やし、ついに1991年度に赤字国債の発行を停止して、一般政府財政赤字対GDP比を2.9%、政府債務残高対GDP比を59.3%にまで引き下げた。だがそれからわずか4年余りの1995年11月に大蔵大臣が、財政が非常に困難な状況に陥っていることを発表。メディアはこれを「財政危機宣言」と呼んだ。ここから橋本改革の幕が開けられた。橋本龍太郎氏は財政改革を突破口に6大改革を推進したが、折悪しくアジア通貨危機に遭遇して頓挫した。日本は財政債務の泥沼にどんどんはまっていった。

日本財政の歴史は、財政再建は容易でないが、少し注意を怠れば、すぐに財政危機へと向かうことを強く印象づける。財政刺激は経済の持続的、安定的発展という問題の真の解決にはならない。

1970年代に西側先進国は相次いでスタグフレーションに陥り、ケインズ主義の財政政策を放棄した。ケインズ財政政策による経済コントロールを堅持し続けたのは日本だけだ。積極財政政策は1960年代から80年代初めの日本では割合効果があったようだが、その後は効果が明らかでなくなった。バブル経済崩壊後は、財政コントロールはほぼ完全に効果を失った。

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