長年低迷し続けていた中国の炭層ガス産業が転機を迎えようとしている。中国国務院弁公庁は、9月22日に下達した『炭層ガス(炭鉱ガス)開発利用加速化に関する意見』で、炭層ガス開発関連の補助金基準を引き上げることを明確にしたほか、炭層ガスによる発電を提唱し、時期を見計らって炭層ガス発電の電力価格をも引き上げると表明した。
業界関係者は、「今回の措置がこれまでで最も有力な炭層ガス開発支援政策であり、実施細則がどうなるかは今後の関心の焦点になる」と指摘する。短・中期的には、支援政策の強化による炭層ガス開発投資の急拡大が、関連技術開発企業や設備メーカーに利益をもたらすと見られる。
「中国証券報」より 2013年9月23日