「今後の企業のセキュリティ対策のトレンドはクラウドコンピューティングとビッグデータである」と中国セキュリティソフト最大手・奇虎360の周鴻イ会長は述べた。個人端末向けの無料セキュリティサービスを打ち出した後、奇虎360は今度は企業のセキュリティ分野に狙いを定めた。24日付中国証券報が伝えた。
23日の奇虎360主催の「2013年中国インターネットセキュリティ大会(ISC)」で、周会長は、「企業のセキュリティ対策を見ると、基礎部分が整備されているのに対し、応用部分での対策は不十分である。モバイルインターネットやモノのインターネットの発展に伴い、端末の数は輪をかけて増加している。クラウドコンピューティングやビッグデータの活用が進み、とりわけソーシャルネットワークが急速に発展する中、十全な個人情報保護と情報セキュリティの体制を確立することは極めて重要である」と指摘した。
「中国証券報」より 2013年9月23日