最近、アリアンツ損害保険の発表によれば、先日、中国全土41都市で契約された5000件あまりの中秋節のお月見保険のうち、8割は保険金の支払い条件を満たさなかったという。それは、保険会社が注目を引く以外に、手堅く儲かる商売だったということを意味している。今日早報が伝えた。
先日、中国41都市で売り出されたお月見保険は、温州、西安、海口、福州、哈爾濱(ハルビン)、大連、拉薩(ラサ)など数カ所で保険金支払いが行われた。しかしこれらの都市での契約件数は多くても50件前後だ。
全国で売り出されたお月見保険は5000件あまり、しかも中秋節の夜、契約件数が上位だった北京、上海、深セン、広州などはすべて曇り、もしくは晴れだった。北京だけで保険会社は5万元の保険料を儲けた。
保険金の支払い規則では、お月見の保険料はインターネットサイト中国天気網で2013年9月19日の北京時間18:00発表の20:00から次の日の夜中2:00までの天気情報によって判断することになっている。もしこの時間帯に、天気予報がその都市が曇りなら、もしくは雨で、月が見えないと確定し、保険金を支払う。しかもこの時間帯でそのほかの天気予報に曇りなどの天気があれば、月が見えたとする。
しかし、業界関係者によれば「お月見保険」は中秋節の天気予報は予測できないまま保険料を徴収し、賭博的で業界規則に抵触している恐れがあるという。(編集EW)
「人民網日本語版」2013年9月24日