中国(上海)自由貿易試験区が29日午前に上海市浦東新区の外高橋地区でプレートを掲げ、正式にオープンした。各種事務も運営をスタートした。
同試験区は国が今年11月に開催される中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議の前に、改革の深化と開放の拡大を全面的に推進するための重要な措置と見られる。同日には韓正上海市委員会書記(党中央政治局委員)がプレートの除幕を行った。また商務部(商務省)の高虎城部長と楊雄上海市長(上海市委員会副書記)が同試験区管理委員会のプレートの除幕を行った。
除幕式典では、米国マイクロソフト社と中国のネットテレビニューメディア企業・百視通公司が合弁設立した上海百家合信息技術発展有限公司が、「001号企業」として同試験区に進出した。この中米合弁企業は同試験区で、家庭用娯楽・ゲーム産業の技術研究やコンテンツ整備などの業務を手がける予定だ。同じ日に国内・海外資本の企業25社と金融機関11カ所も許可証を取得し、第1期進出企業として同試験区に進出した。
同試験区が発表したサービス業の拡大開放措置(規制緩和措置)では、金融、海運、商業貿易、専門的サービス、文化サービス、公的サービスの6分野が対象になる。関連分野の実施細則などは今後、相次いで公布される見込みだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年9月30日