中国(上海)自由貿易試験区が29日、正式に設立された。世界の世論は自由貿易区に対する政府の開放政策が大きなボーナスを生むと注目しており、上海自由貿易区は中国にとっても、世界にとっても意義が大きいとの認識を示している。
米紙ニューヨーク・タイムズ(中国語版)は、「中国大陸部初の本当の意味での自由貿易区である上海自由貿易区は絶えず変化する国際経済情勢の中において極めて重要な役割を演じる。自由貿易区内は外国船の自由の出入り、外国貨物の免税輸入が認められ、輸入貨物に対する割当規制が取り消される。自由港のさらなる伸展であり、対外開放の特殊機能を持つエリアでもある」と伝えた。
「中国自由貿易試験区の始動で外国企業への規制が大胆に緩和され、貿易と金融の自由化が促進される。中国経済が軟着陸できるか議論される中、中国はすでに行動を開始した」と日本経済新聞は指摘する。